精油とは

 

植物や果物などから得たパワーをギュッと濃縮したもの。

 
動けない植物は、病気を自力で治したり、外敵を追い払ったりするために精油を使用します。
人類は太古の昔から香りを祈りや治療などに使用してきました。
 
今日の説明の中で、「精油」と「アロマオイル」という言葉が出てきますが、アロマオイルは精油をキャリアオイルで希釈したものです。
 
注意点
①原液を肌に塗らないでください。※精油は自然から得ますが、何十倍も濃縮しています。作業中に手についた時は濡れティッシュで拭けばOK!
②飲まないでください。
 
どこで買う?
精油はアロマショップや精油を専門に扱うネットショップから購入しましょう。
100円ショップに似た瓶に入ったものが売ってますが、精油ではありません。
合成化学物質で作られたものです。
 
良い精油・信頼できる販売店の選び方 BEST4


アロマテラピーの歴史

古代よりインド、中国、エジプト、ギリシャ、ローマなどで活用されてきましたが、1700年頃の化学の発展により合成化学物質を作り出せるようになったため、以降、精油は人工合成物に取って代わり、一時、衰退していきました。
しかし、花やハーブの加工に携わる人々には殆ど呼吸器疾患患者が見られないことから、1887年、精油の効果の科学的研究がスタートしました。
それがきっかけとなり、アロマテラピーが見直され、現代に受け継がれてきました。

ルネ・モーリス・ガットフォセ

アロマテラピーという言葉を作った人

 

実験中に負ったヤケドをラベンダーの浸出液で治した経験から、研究を深め、植物に含まれる芳香物質に治癒の力があることを突き止め、アロマ(芳香)テラピー(療法)という言葉を産んだ。
 
そのためか、フランスでは精油は薬として使用され薬局で販売されています。
 
「アロマテラピー」と言うと、「美容」や「癒し」というイメージが日本では先行していますが、元々は「治療」目的に使用されるものだったのですネ。
現在の日本では「補完医療」「代替療法」として認知されています。


ロバート・ティスランド

最初に日本にアロマテラピーを紹介した人物

世界各国にアロマテラピーを広めた。

1977年アロマセラピーに関する英語で最初の本を著しました。その著書「The Art of Aromatherapy」(『アロマテラピー〈芳香療法の理論と実際〉』)は、12の言語で出版され、世界中にアロマセラピーの礎を築きました。


 

マルグリット・モーリー女史

現在のアロマトリートメント法の生みの親

精油を植物油に希釈してマッサージに使用する方法を示し、のちに身体に起こるトラブルを心理面、体質面を含め全体的にとらえてアロマテラピーを用いた。
「生命と若さの秘密」には、モーリーが熱意をもって、各患者に様々な精油を試してようやく効果のある精油に行きつく様子が書かれている。